マレーシアのロックダウンでタイの天然ゴム輸出に「時間制限」も影響なし
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マレーシアのロックダウンでタイの天然ゴム輸出に「時間制限」も影響なし
マレーシアのロックダウンでタイの天然ゴム輸出に「時間制限」も影響なし

マレーシアのロックダウンでタイの天然ゴム輸出に「時間制限」も影響なし

2021年5月31日・プラチャーチャート新聞電子版

 タイ天然ゴム公社(RAOT)は、マレーシア向けのタイの天然ゴム輸出が依然通常通りであることを確認した。タイ・マレーシア間の国境を通過できる時間に制限があるものの、メーカーは受注に応じて継続的に生産しているのでゴム原料市場に影響はないと指摘する。

 2021 年 5 月 31 日、RAOTのカジョンチャック・ヌアンプロムサクン管理担当副総裁は、COVID-19がタイの天然ゴム輸出に与える影響はないと述べた。マレーシア向け輸出について、COVID-19感染対策のスクリーニング対策として、タイ・マレーシアの国境検問所の時間制限が設定されているのみで、マレーシア向けの濃縮ラテックスの輸出を含む天然ゴム輸出は通常通りであり、これについては、マレーシア政府、マレーシアゴム手袋製造業者協会も同じ見解を示し、マレーシア国内のゴム手袋産業は通常通りタイからの輸入を継続すると発表している。

 タイ国内の天然ゴム手袋業界では、大手スリートラングローブ・タイランド社のトラン県、スラタニー県の製造拠点で、一時、医療用手袋の生産を停止していたが、国内には製造会社や加工工場が多く存在し、ラテックスを原料とする大手の天然ゴム手袋メーカーも通常稼働しているため、全体の需要状況に影響を与える程度ではないとする。また雨が多く天然ゴムが市場に供給される量が減少した時期と重なったため、RAOTでは市場動向を注視しているが影響はないとみている。しかし一方で影響を受けた場合のゴム農家や事業者向け支援策のガイドライン準備も進めている。

 

出典・プラチャーチャート新聞電子版2021年5月31日付 
https://www.prachachat.net/economy/news-680690

仮訳・タイ王国大使館農務担当官事務所

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